デリバティブ偏愛家の日記

日経は割安なのか?先進国株価指数の年初来パフォーマンス比較2017秋

寒いですね。デリバ亡者です。

こういう分析は年末にやれ、という話であるが、衆院選に向けて株売り+円売りというポジションを組むか組まないか模索していた際に、日経が他の先進国株価指数対比でどのような水準にいるのか知りたくて分析した結果である。本来は月に一回くらいは見ておきたいデータだが、更新するの面倒…。最終的に「割安」「割高」は何対比なのか(過去対比or他の指数・アセット対比)で結論が変わるので明確な答えが出るものではないが、推移や水準は見ておいて損は無いだろう。

データの前提

銘柄

使用したのは以下の指数。

日経225、S&P500、ダウ30種工業平均、英FTSE100、EURO500、独DAX、仏CAC、スペイン35、スイス20、オランダ25

何故イタリアがいなくてスイスがいるのか、とかオランダ入れるならオーストラリアだろ、という指摘はあろうが、まあDAX以降は蛇足なので気にしない方向(確かにオランダとか全く気にしたことが無かった)。

データソース

指数データを取るよりCFDの方が取り易かったので、そちらを採用している。なので指数や先物と若干ずれるのはご了承いただきたい。

 

年初来株価推移

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実はカタルーニャ独立問題で混沌としているスペインが一時トップだったようだが、そもそもこのグループ内では相対的にボラも高いので単純には比較できない。日経は4月に低迷し最下位となっていたところから盛り返した。英FTSE100はBrexit問題で当然のように低迷した一年となった。

 

年初来パフォーマンス比較

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これは直近時点の年初来パフォーマンスを比較したもの。この中ではダウが現状トップ(米株が首位独占状態)。日本だとあまり話題にならないがDAXも健闘している。

ちなみにDAXとCACは中長期で見てもほぼ同じボラティリティ水準なので、パフォーマンスの差はシャープレシオの差と考えて良い。完全に脱線するが、DAXとCACのロングショートは結構面白い(分析だけでやったことはないが)。

 

結局割安なのか?

単純に年初来パフォーマンスだけ見ると実際割高側である。勿論このデータだけで何かを判断するのは軽率である。ここで以下のグラフも見ておきたい。

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これは先程のグラフの開始時点を2016/7/1に変更したものである。これで見ると日経は昨年末に大きく他を引き離したが、その後追いつかれた形になっている。そして現時点ではDAXと並んで二強状態、と見ることができる。

※そもそも昨年夏対比で見る意味は無いが、年初来で見るのも一般的とは言え、それ自体に意味があるものではない。この手の「過去のある時点との比較」分析は開始時点の影響を大きく受けるので注意したい。

ただ、開始時点を変えようが日米独が強く、英が弱いのはファンダメンタル的にも納得のできる状況なので、このような状況が暫く続くと考えるなら、以下を組み合わせたポジションが魅力的かもしれない。

  • 日経 + ダウ(またはS&P) + DAXロング
  • 英FTSE100ショート

ポジションのバランスは各銘柄のヒストリカルボラティリティやインプライドボラティリティの比率を見ながらやや神経質に計算する必要があるが、これなら一応これからリーマンショックが起きてもFTSE100のショートがそれなりに助けてくれるはずである。

自分でこのポジション組むかと言われると、証拠金対比のリターンが微妙そうなのでやるとしても少額かな、という感じ。とは言え先進国株価指数のロングショートはCFDで簡単にポジションが作れるので、これからも分析してみようと思う。

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