デリバティブ偏愛家の日記

2018/6 第5週 米金利分析

2018も半分終わりましたが。

 

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(6/22)の水準。 

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変化が無い。

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2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

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3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

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一部では逆イールド発生の可能性を指摘する声もあるが… 

 

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

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久々にバタフライ同士に乖離が発生。 

 

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

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6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

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7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

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8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

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9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

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10.中期インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV。

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11.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

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12.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

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総括

 金利自体は長らくレンジ内で推移しているものの、スプレッドで見るとフラットニングは継続。

 下図はスプレッドの長期推移(1,000営業日分。上には”中期”と書かれているが修正するのが面倒だった)だが、まあ確かにこれを見ると逆イールド突入カウントダウンとでも言える状況ではある。

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邦銀の米債運用もかなり苦境のようで、今年は1Qだけで去年の倍近く売り越しとのこと。運用難の時代は続く。

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