デリバティブ偏愛家の日記

2018/8 第3週 米金利分析

トルコリラ祭はトルコ休場で一旦落ち着いたに見えるが…?

 

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(8/10)の水準。

色々振り回されたものの、水準に大きな変化は無し。

 

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

 

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

10-30に関してはスティープニングが続くなど、もはや「とりあえずフラットニングに賭けてれば良い」時代は終わったのだろうか。

 

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

 

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

 

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

 

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

 

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

え、ドル円っていう通貨ペアは死んだんですか(二週連続)?

 

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

基本的にどれも相関が低いのは、単にUSDJPYが動かないからと考えて良いかと。

 

10.中期インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV。

 

11.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

金利上昇に伴って緩やかにワイドになる流れが続いていたが、流石にこの1、2ヶ月の金利の動きの鈍さもあってスプレッドも狭いレンジでの推移となっている。

 

12.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

 

総括

リスクオフに流れ易い材料がポロポロ出て来る影響で、米金利は上がり難い状況が続く。幸いと言うか、スワップスプレッドは狭いレンジで推移しているので、細々とドテンしながら利益を出せているが、やはり長期的には米金利上昇+スワップスプレッドワイド化という流れではあると思うので、大きな方向感だけは維持して臨みたい。

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