デリバティブ偏愛家の日記

2018/10 第3週 日経IV分析

ATMの水準は先週末から僅かに低下。

日付 5P 15P 25P ATM 25C 15C 5C
2018/10/19 33.6% 27.4% 24.2% 20.5% 17.9% 17.4% 16.9%
2018/10/12 28.0% 24.9% 23.1% 21.1% 21.2% 22.4% 0.0%
2018/10/5 54.6% 23.7% 19.2% 14.5% 11.3% 11.0% 0.0%
2018/9/28 21.3% 15.9% 14.7% 13.4% 13.9% 14.0% 14.3%
2018/9/21 32.3% 18.2% 16.2% 13.9% 12.2% 11.5% 9.0%

 

カーブ変化

OTMのIVをDelta毎に集計。5PはDeltaが5%となるPut、25CはDeltaが25%となるCall。つまり右に行く程高いストライクとなる。

ATMは水準をほぼ維持したまま、Call側が低下。5%Delta Putは先週時点で吹き飛び気味だったものが、データがまともになっただけで、別に落ち着いた印象は受けない(15% Delta Putはむしろ上昇しているので)。

 

IV推移

IVと先物価格(中期)

左軸に残存固定、期近のIVと、先物の30日間ヒストリカルボラティリティ(HV)、右軸は先物終値(東京引け値)。

先物はお馴染の22,500に戻ってしまったが、IVはまだ高水準。

 

IVと先物価格(長期)

左軸に期近のIVと、先物の30日、100日間HV、右軸は先物終値(東京引け値)。

 

ボラ差分と先物価格(中期)

左軸、「期間SP」は期先IV-期近IV、「HV IV SP」は先物30日間HV-期近IV、右軸は先物終値(東京引け値)。

期近、期先のIVの差はほぼ0で、典型的なリスクオフ状態から脱したとは言えない。

 

期近IVとボラ差分(長期)

30日間HV-期近IV、期近IV。

 

リスクリバーサルと先物価格(中期)

リスクリバーサル(RR)とはCall、Putの同水準DeltaのIV差分(Call-Put)。左軸は25DeltaのRR(残存固定)、右軸は先物価格(東京引け値)。 

RRは相変わらずカオスで、指標としては移動平均化する等しないと使い物にならない状況が続いている。単純にオプション市場が先の動向を予測しきれていない、ということでもあるが。

 

リスクリバーサルと先物価格(長期)

リスクリバーサル(RR)とはCall、Putの同水準DeltaのIV差分(Call-Put)。左軸は25DeltaのRR(残存固定)、右軸は先物価格(東京引け値)。

 

他の株価指数系ボラ指数との比較

水色:VIX、緑色:日経VI、橙色:EUR VSTOXX

震源がアメリカということもあり、VIX>VSTOXXとなっている。

 

為替ボラ指数との比較

左軸は期近IV(東京引け値)、右軸はJYVIX(USDJPY版VIX)のNY引け値。

USDJPYのボラの低さがよく分かる…

 

総括

米金利側は多少落ち着きを取り戻しているが、株の方はあまりそういった印象を受けない。Call側が下がったことで、カーブの外見は平常に近いが、ATM含め全体に水準は高く警戒状態に近い。このまま正常化を期待するなら、株のボラを売って債券のボラを買うのが良い気がするが、株のボラの指数関数的上昇を鑑みると、保有比率をどう調整していくのかが難点になりそう。

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