デリバティブ偏愛家の日記

2018/10 第4週 米金利分析

米株が相変わらず荒れ模様の一週間に。

 

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(10/19)の水準。

全体的に若干の金利上昇に。

 

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

 

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

この状況下でも一応2-10のフラットニングの続いているのが驚き。

 

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

 

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

 

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

 

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

 

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

米金利よりUSDJPYの方が先にピークアウトした形に。

 

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

 

10.中期インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

金利の下げ幅よりもIVの上げの方が大きい印象。先週、株に先んじてボラが下がった反動か。

 

11.中期為替・金利インプライドボラティリティ比較

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

USDJPYのIVは上昇したものの、金利側は6月以来の高値なのに対し、まだUSDJPYは4月以降たまに達する程度の水準。

 

12.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

 

13.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

 

総括

先週末の時点では「金利側は一旦落ち着いたが、株はまだ怪しい印象」となっていたが、市場の織り込みが正解だったのは株サイド。2Y~10Yくらいまで幅広く買われており、リスクオフ継続の状態に。流石にUSDJPYのIVも多少は上昇した。米株は一応多少戻して引けたものの、まだ完全に沈静化したとは言えなさそう。

Tagged on: ,

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です