デリバティブ偏愛家の日記

2018/11 第2週 米金利分析

米株の波乱が一旦収束?FOMCも通過。しれっと二週間分。

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(10/26)の水準。

色々あったがFOMCで金利上昇→金曜は米株が再度軟調となって若干戻した。

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

短期の上昇がやや目立つ。

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

完全に2Y vsその他だったのが、5Yも2Y側に回った形に。

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

USDJPYは再度米金利に合わせて高値トライ。単純に米金利の水準から見ると114円以上は視野に入るが。

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

相関は久々に高水準。

10.中期インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

今回は10月頭の上昇と比べて、下げ渋った印象。

11.中期為替・金利インプライドボラティリティ比較

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

USDJPYのIVは普段の水準に戻った。

12.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

13.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

総括

株に振り回された二週間だったが、結局短期の2Y辺りは株が崩れる前の水準まで急速に戻した(どころかFOMC後は更に突っ込んで上昇した)。これで一連の株安が収束したのかまだ分からないが…

暫く2Y債先のショートストラングルを持っているので、この急速な戻しには若干驚いた。ヘッジでロングした先物は売るタイミングを逸して本体の利益の大半を吹き飛ばしてしまった。やはり盲目的に2Y売りをやるべきだったか…

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