デリバティブ偏愛家の日記

2018/11 第5週 米金利分析

パウエル議長の発言がハト派と受け取られ一時金利低下。

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(11/23)の水準。

緩やかな金利低下。

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

5Y、10Y辺りは秋の安値を割った感じ。

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

2-5は5Y低下の影響をもろに受けて継続してフラットニングしている。個人的にフラットニングの主戦場は暫く2-10だと思っていたので若干盲点。学びがある。

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

パウエル・プット期待?でUSDJPYがしぶとい。10Yは10月前の水準まで下げているので112円程度までは下値トライの可能性はあるが、最近乖離が発生しがちなので短絡的にショートするのは危険。

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

パッと見、上のチャートでは相関が高くないように感じるが、相関係数としては高水準維持(30Y除く)。この辺りは相関係数の計算方式に限界があるのかも。

10.中期インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

夏の平均的な水準に戻った印象。

11.中期為替・金利インプライドボラティリティ比較

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

USDJPYは年内安値水準維持。ここから年末にかけては動意に乏しい展開が続きそう。ここからボラを買い向かう勇気は無い。

12.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

13.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

データが荒れ気味のスワップスプレッド、最近ワイドニング傾向が鈍化した上にむしろタイトニングが始まった?

総括

5Yの買いニーズがちょっと分からなかった。むしろショートのアンワインドなのか…この勢いで行くと早々に2-5スプレッドは逆イールドになる計算なので、要注目。先物ポジション動向に関しては今日は時間が無いので月曜に調べることに。

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