デリバティブ偏愛家の日記

2018/12 第5週 米金利分析

しれっとクリスマスでサボった分も併せて更新。

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(12/14)の水準。

なかなかごちゃついている上に、そこそこな金利低下。

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

サボった時に限ってよく動く。

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

2-5は反発したが、ここには記載が無い1Yが2~5Yよりも高い水準にある。先物ある年限以外で動くのやめちくれー

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

バタフライはいずれも荒れ気味。

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

30Yすら夏の水準を下回り始めた。

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

USDJPYは遅行する形でやっと下がり始めた。

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

10.中期インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

流石にこの金利低下に耐えかねて、IVは跳ね気味。ちょっと遅い気がするが…

11.中期為替・金利インプライドボラティリティ比較

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

遂にUSDJPYのIVが大きく上昇しているが、こういう時に限ってノーポジという。

12.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

13.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

ブレながらも一応タイトニング中。

総括

年末だろうが結構容赦無く動く印象。スプレッドはカオスな状態が続いているが、むしろ今までフラットニングしか無かったことの方が異常であることを再認識させてくれる。

USDJPYはSpotの動きに対して、ややIV上昇が強烈な印象を受けるが、今までが低過ぎたのだろうか。かなりGamma Longしていれば、Vegaだけでそこそこな利が乗りそうな動き。

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