デリバティブ偏愛家の日記

2019/1 第1週 米金利分析

明けましておめでとうございます。

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(12/28)の水準。

2019年になったので、「年初」を更新。

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

年始から活きが良い。1/3にかなり突っ込んだがNFPを受けて反発。

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

2-5は再度0近傍まで低下。地味に30Yの下げ渋りで10-30のスティープニングが続いている。

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

このところごちゃつき気味だったバラフライは一応正常運転に?今にしてみればチャンスだった…

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

中期主導の金利低下であることが分かる。

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

正月早々阿鼻叫喚となったUSDJPYだが、引け値ベースだとこんな感じ。これでやっと米金利に追いついた印象を受ける。

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

10.中期インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

IVは2018最終週に流石に一旦下げたが、1/3の金利急落で再度上昇。強いNFPを受けて落ち着いたが、水準としては昨年ではかなり高い方。

11.中期為替・金利インプライドボラティリティ比較

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

USDJPYはIVもHVも結構な上昇。

12.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

13.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

大きな流れとしてはタイトニング。

総括

薄商いの1/3早朝からUSDJPYが大幅下落し、その後予想より強いNFPでSP500が一時800ドル高になる等、正月休みガン無視の展開。

NFPを受けて方向性が掴めない状態だが、USDJPYと米金利の相関も戻ってきており、乖離すれば再度ロングショートの機会はありそう。

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