デリバティブ偏愛家の日記

2019/3 第5週 米金利分析

エキサイティングな週は続く。

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(3/22)の水準。

久々に長期が低下。中期の逆イールド深堀を諦めて長いところに逃げた感じか。

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

10-30Yスティープニングは遂に崩れた?

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

USDJPY反発。

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

10.長期10Y vs S&P500

左軸が10Y金利、右軸がS&P500指数。

金利は大して戻してないのに株は強い。

11.金利インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

IVは瞬間的な爆発を終えた…?水準は高いし、金利も別に戻してないので暫く面白いか。

12.為替・金利インプライドボラティリティ推移

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

USDJPYのIVが再度屍にならなくて良かった。

13. 為替・金利インプライドボラティリティパフォーマンス比較

左軸は200営業日(約10ヶ月前)を1としたUSDJPYのIV(JYVIX)と10Y先物オプションのIV(TYVIX)。右軸はJYVIX÷TYVIX。

14. 為替・金利インプライドボラティリティとVIXの比較

左軸がJYVIX÷VIXとTYVIX÷VIX、右軸はVIX指数。

15.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

金利低下+IV急騰でスプレッドは一瞬突っ込んでタイトに。

16.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

総括

株と金利の乖離が続いており、数年前に戻った印象。利下げを織り込むなら短期がもう少し下がっても良い気がするが、果たしてどう動くか、10-30のスティープニングが終了するのか、そこそこ楽しめる市況に。

Tagged on:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。