デリバティブ偏愛家の日記

2019/6 第3週 米金利分析

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(6/14)の水準。

注目されたFOMCは金利を据え置いたものの、内容としてはハト派。これを受けて金利は大きく低下したが、週後半には短期を中心に買いが一巡。

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

全体にブルスティープ気味。

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

Fedハト派化+打ち手無しの日銀ということでUSDJPYは下落。地合いはリスクオン気味なので、円を積極的に買う、という印象でもないような。

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

10.長期10Y vs S&P500

左軸が10Y金利、右軸がS&P500指数。

11.金利インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

FOMCを終えたことで一段落。

12.為替・金利インプライドボラティリティ推移

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

USDJPYは下落したものの、大してIVは上昇せず。

13. 為替・金利インプライドボラティリティパフォーマンス比較

左軸は200営業日(約10ヶ月前)を1としたUSDJPYのIV(JYVIX)と10Y先物オプションのIV(TYVIX)。右軸はJYVIX÷TYVIX。

14. 為替・金利インプライドボラティリティとVIXの比較

左軸がJYVIX÷VIXとTYVIX÷VIX、右軸はVIX指数。

15.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

16.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

若干データ荒れてる。

総括

主要中銀がほぼ全てハト派化するという、そこそこ前に見た光景に。暫くは株、債券共に快適な環境が続くのか?

これは全くの私見なのだけど、FOMC発表のような米系指標の発表直後に日系の株先をやる人は凄いと思う。特にFOMCはFF金利先物が主戦場で、そこから米債市場→米株+為替へと波及し、米株と為替の双方の影響を受ける日経やTOPIXは波及度合いのバランスが鍵となって非常に複雑。これならストレートにCFDで米債先物やった方が分かり易いのでは、と思ってしまうが、筆者の考えが浅いのだろうか…

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