デリバティブ偏愛家の日記

2019/7 第1週 日経IV分析

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カーブ変化

OTMのIVをDelta毎に集計。5PはDeltaが5%となるPut、25CはDeltaが25%となるCall。つまり右に行く程高いストライクとなる。短期カーブは縦軸が0%スタートではないので要注意。

珍しく週内データはごちゃごちゃ。月曜は25P<ATMとなっていたようだが本当だろうか?引け値の分析なのでやや板の状態に振り回される可能性はあるが、それにしても珍しい。先物が堅調に推移しているのでIVは低下。

IV推移

IVと先物価格(中期)

左軸に残存固定、期近のIVと、先物の30日間ヒストリカルボラティリティ(HV)、右軸は先物終値(東京引け値)。

元々HVが低かったところに先物上昇のダブルパンチでIVは年初来安水準。たまーに発生する低ボラ状況におけるIV<HV現象。

IVと先物価格(長期)

左軸に期近のIVと、先物の30日、100日間HV、右軸は先物終値(東京引け値)。

長期で見ると、IV<20%程度なのにIV<HV30となっているのは2017年の夏と、2018年の夏くらい。夏枯れ相場にはまだ早いが。

ボラ差分と先物価格(中期)

左軸、「期間SP」は期先IV-期近IV、「HV IV SP」は先物30日間HV-期近IV、右軸は先物終値(東京引け値)。

期近IVとボラ差分(長期)

30日間HV-期近IV、期近IV。

リスクリバーサルと先物価格(中期)

リスクリバーサル(RR)とはCall、Putの同水準DeltaのIV差分(Call-Put)。左軸は25DeltaのRR(残存固定)、右軸は先物価格(東京引け値)。 

この市況だとRR-2%という天井が危うい。

リスクリバーサルと先物価格(長期)

リスクリバーサル(RR)とはCall、Putの同水準DeltaのIV差分(Call-Put)。左軸は25DeltaのRR(残存固定)、右軸は先物価格(東京引け値)。

為替ボラ指数との比較(短期・長期)

上下共に左軸は期近IV(東京引け値)、右軸はJYVIX(USDJPY版VIX)のNY引け値。

他の株価指数系ボラ指数との比較(短期・長期)

上下共に米VIX、欧州VSTOXX、日本NKVI(日経VI)。指数の仕様上、引けの時間が異なるので注意。

総括

ECB次期総裁にラガルドIMF専務理事が決まった。気になるのはタカハト度合いな訳だが、「ハト寄り」とする人もいれば、「不明」という人も。昨今ドラギvsトランプという異種格闘技戦みたいな状態のECB。どうなるのか…

さて、中銀総裁と言えばパウエルはキャラが薄くて既に印象に残っていないが、イエレンが就任直後の記者会見でポロリしてしまった事件があったが、中銀での経験が一切ないラガルドが無事故で任期を終えられるだろうか。むしろ政治家だから安定しているのか。

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