デリバティブ偏愛家の日記

2019/8 第4週 米金利分析

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(8/19)の水準。

サボらない時は動かない。というかサボると単に期間が長くなるから、というだけの話なのか。注目されたジャクソンホールは、個人的には一応市場の過度な利下げ期待に対して牽制した印象。ただ、結局は米中貿易摩擦の激化の影響の方が大きかった。米企業に中国からの撤退を要求するなど、エキサイティングな展開に。

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

結局また2-10は0近傍に。

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

株が軟調なのもあって、やはりUSDJPYは金利に動きを合わせてきた。ただ、ここから先は年初来安値となるので買い支えも多少ありそう。

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

10.長期10Y vs S&P500

左軸が10Y金利、右軸がS&P500指数。

11.金利インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

特に何か沈静化した印象は無いが、IVは若干落ち着いた水準に。

12.為替・金利インプライドボラティリティ推移

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

USDJPYが再度年初来安値圏に近づいたことでIVは上昇。

13. 為替・金利インプライドボラティリティパフォーマンス比較

左軸は200営業日(約10ヶ月前)を1としたUSDJPYのIV(JYVIX)と10Y先物オプションのIV(TYVIX)。右軸はJYVIX÷TYVIX。

14. 為替・金利インプライドボラティリティとVIXの比較

左軸がJYVIX÷VIXとTYVIX÷VIX、右軸はVIX指数。

15.10Yスワップスプレッド推移

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

金利の下げに対してスワップスプレッドは底堅い。

16.5Y、10Yスワップスプレッド推移

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

総括

「トランプは実業家なので、あれだけ暴れ回っているが、最終的に良い感じの落とし所に着地させるから大丈夫」という話を昔ちょこちょこ聞いたが、一体いつい着地するのやら…

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