デリバティブ偏愛家の日記

2019/10 第2週 米金利分析

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(10/4)の水準。

■10/7
・中国人民銀行の外貨準備高が予想より大きく減少
・米中協議で中国側が協議する範囲を限定したいとの報道でリスクオフとなり、為替は窓開けスタート
・ドイツ製造業受注指数は予想の2倍の落ち込み→ただ、欧州株は堅調
・トルコのクルド人を対象とした軍事行動に対し、トランプが「一線を越えるな」と警告→TRYは対ドルで2%下落

■10/8
・米国から中国への資金流入を制限する方向で米政権が動いているとの報道
・FRBは短期市場の安定化のためにTビル購入を検討していると発表(購入自体は決定)→あくまで金融危機後のQE復活ではないと強調

■10/9
・米10Y入札は軟調だが、FOMC議事録は若干ハト寄りとの判断で反発
・トルコがクルド人地区に軍事侵攻開始

■10/10
・CPIは伸びが鈍化したものの、あまり材料視されず
・米中貿易協議の進展を見極めるため、全体的に様子見

■10/11
・米中協議は知財や金融等の一部で合意に達したことで株を中心に一旦はリスクオン
・イランの石油タンカーにて2回の爆発があり、所有会社はテロの可能性を指摘→サウジへの米軍増派と併せて地政学リスクが高まり、原油が上昇

米中協議の進展とFRBによるTビル購入開始により、一部で逆イールドが解消。

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

2-10辺りのスティープニングは継続。

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

米株上昇+金利上昇で素直にUSDJPYは反発した。

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

10.長期10Y vs S&P500

左軸が10Y金利、右軸がS&P500指数。

11.金利インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

RVが高水準なので、どちらに動いてもIVは下がらない状態が続く。

12.為替・金利インプライドボラティリティ推移

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

USDJPYのIV(JPVIX)が直近跳ねているが、CBOEのHPでイントラデイのデータを見てもこんなに上がってない。恐らく公表しているヒストリカルデータのバグ?

13. 為替・金利インプライドボラティリティパフォーマンス比較

左軸は200営業日(約10ヶ月前)を1としたUSDJPYのIV(JYVIX)と10Y先物オプションのIV(TYVIX)。右軸はJYVIX÷TYVIX。

14. 為替・金利インプライドボラティリティとVIXの比較

左軸がJYVIX÷VIXとTYVIX÷VIX、右軸はVIX指数。

15.10Yスワップスプレッド推移(未更新)

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

※データ取得元の仕様変更?でデータ更新出来ず。

16.5Y、10Yスワップスプレッド推移(未更新)

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

※データ取得元の仕様変更?でデータ更新出来ず。

総括

先週から、週内の毎日の動きに軽く触れてみることにした。一応継続する予定(怪しいが…)。

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