デリバティブ偏愛家の日記

2019/10 第3週 日経IV分析

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カーブ変化

OTMのIVをDelta毎に集計。5PはDeltaが5%となるPut、25CはDeltaが25%となるCall。つまり右に行く程高いストライクとなる。短期カーブは縦軸が0%スタートではないので要注意。

円安を背景にここに来て一気に先物は上昇。年初来高値を更新した。

週内グラフと言っておきながら4営業日しかないので、11日分が入っている。そしてそれを除くとカーブはほとんど動いてない…

カーブの形状を鑑みると、この先物上昇に対してIVが不動というのは、実質IV上昇に近い感触。特に先週時点からCall側に動きがあったとも思えないので、オプション市場でこの先物上昇を織り込めていたかは疑問。一応16日には5%Delta CallとATMがほぼ同値のIVとなる等、追いかける形での上昇期待はあったかも。

IV推移

IVと先物価格(中期)

左軸に残存固定、期近のIVと、先物の30日間ヒストリカルボラティリティ(HV)、右軸は先物終値(東京引け値)。

IVと先物価格(長期)

左軸に期近のIVと、先物の30日、100日間HV、右軸は先物終値(東京引け値)。

ボラ差分と先物価格(中期)

左軸、「期間SP」は期先IV-期近IV、「HV IV SP」は先物30日間HV-期近IV、右軸は先物終値(東京引け値)。

期近IVとボラ差分(長期)

30日間HV-期近IV、期近IV。

リスクリバーサルと先物価格(中期)

リスクリバーサル(RR)とはCall、Putの同水準DeltaのIV差分(Call-Put)。左軸は25DeltaのRR(残存固定)、右軸は先物価格(東京引け値)。 

先物こんなに上がっているのにRRの反応が鈍い

リスクリバーサルと先物価格(長期)

リスクリバーサル(RR)とはCall、Putの同水準DeltaのIV差分(Call-Put)。左軸は25DeltaのRR(残存固定)、右軸は先物価格(東京引け値)。

為替ボラ指数との比較(短期・長期)

上下共に左軸は期近IV(東京引け値)、右軸はJYVIX(USDJPY版VIX)のNY引け値。

他の株価指数系ボラ指数との比較(短期・長期)

上下共に米VIX、欧州VSTOXX、日本NKVI(日経VI)。指数の仕様上、引けの時間が異なるので注意。

総括

日経は年初来高値で盛り上がっているが、マザーズ指数は今年中盤からかなりアンダーパフォームしており、直近の日経上昇に対しマザーズは逆行して下落するという絶妙な市況。結局日銀のETF買い入れが無かったら、今頃日経やTOPIXはいくらなんだろうか…

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