デリバティブ偏愛家の日記

2019/11 第4週 米金利分析

 1.イールドカーブ

縦軸に利回り、横軸が満期までの日数。指定日は前回記事を投稿した時の基準日(11/1)の水準。

■11/4
・南アの格付け見通しが「ネガティブ」に引き下げられたものの、格付けは「投資適格級」を維持→ZARは上昇
・Huaweiに関して米企業との一部取引が許可される見通しが発表される等、米中貿易摩擦の好転期待で全体にリスクオン

■11/5
・東京時間に米政権が中国への関税の一部撤回を検討しているとの報道でリスクオン
・ISM非製造業指数は予想を上回ったが、米株は高値もみ合い

■11/6
・米中貿易協議の部分合意の署名は12月になる可能性→場所も未定
・これを受けて米金利は上昇したが、米株はもみ合い継続

■11/11
・香港デモ隊に対し警官が発砲したことで全体にリスクオフ
・債券市場はベテランズデーで休み
・米株はB737MAXの納入再開(最速で12月)を好感

■11/12
・トランプ大統領は講演でFedにマイナス金利導入を要求→意味不明なので軽くスルーされる
・逆にFedは2020年に関しては金融政策の据え置きを予想するのが市場コンセンサスに

■11/13
・米CPIは予想以下
・パウエルは議会証言にて市場コンセンサス通り、当面の金融政策据え置きを示唆

■11/14
・米中通商協議に関し、「第一段階の合意取りまとめで難航」との報道でリスクオフ
・新規失業保険申請件数は予想を上回り、これも債券買い要因

■11/15
・米高官が相次いで米中通商協議の第一段階の合意に関して前向きなコメントをしたことから、米株は高値を更新
・ただ、米鉱工業生産は予想を下回った

■11/18
・米中通商協議に関し、中国側は合意について悲観的との報道で全体にリスクオフ
・トランプ大統領がパウエルFRB議長とマイナス金利について協議した、とのツイートも(相変わらずこだわってるのか、という印象)

■11/19
・香港デモが激化したことでリスクオフ傾向
・米住宅建設件数は高水準
・ただ、ホームデポ決算が悪く、米株は横這い

■11/20
・米中通商協議の第一段階の合意が来年にずれ込む可能性が報道されたことで今日もリスクオフ
・FOMC議事録は材料無く無風

■11/21
・これまた米中通商協議において、中国側の副首相の楽観的な見方が伝えられたが、香港の問題が足かせになるとの懸念から米株は上値の重い展開

…ほとんど通商協議ネタしかない。

2.中期イールド

主要年限(先物が存在する年限)の中期推移。

3.中期スプレッド

主要年限同士の差分(スプレッド)。計算式は5Y-2Y。

2Yあたり中心の動き。

4.中期バタフライ

バタフライとは、短い年限と長い年限に買い(売り)、その間にある年限を売る(買う)取引手法で、イールドカーブの形状に注目するもの。「2-5-10」の計算式は以下。「2-5-10」が左軸、「5-10-30」が右軸。

5Y×2 – (2Y + 10Y)

5.短期イールド変化

100営業日(約5ヶ月)前を基準1として、そこから各主要年限の金利がどう変化したか。

6.短期10Y vs 5-10

左軸に10Y金利、右軸が5Y-10Yスプレッド。データは過去100営業日分。

7.長期10Y vs USDJPY

過去1,000営業日の10Y金利(左軸)とUSDJPY(右軸)の推移。

8.短期10Y vs USDJPY

データは全く上と同じで、期間が100営業日。

久々?に素直に金利とUSDJPYが連動。

9.短期為替相関

主要年限それぞれと、USDJPYの相関係数の推移。相関係数は前日比を過去20営業日分使って計算。

相関係数も高水準を維持。

10.長期10Y vs S&P500

左軸が10Y金利、右軸がS&P500指数。

米株は強いが、Fedの政策が暫く安定する確率が高いことから金利は上がる訳でも下がる訳でもない。

11.金利インプライドボラティリティ推移

左軸が10Y金利、右軸がその先物オプションのIV(TYVIX)。

当面安定ということでIVは素直に下落。何事もなければこのままクリスマスまで年末モードだが…

12.為替・金利インプライドボラティリティ推移

左軸がUSDJPYのIV(JYVIX)、右軸が10Y先物オプションのIV(TYVIX)。

USDJPYのIVであるJYVIX指数、流石にこの動きは異常値なので無視したい。計算ロジックはVIXと同じなので、Deep OTMのoptionが悪さしたのでは?と思うが、定かではない。やはりATM IVを自分で取った方がこういう点で安定感がある。

13. 為替・金利インプライドボラティリティパフォーマンス比較

左軸は200営業日(約10ヶ月前)を1としたUSDJPYのIV(JYVIX)と10Y先物オプションのIV(TYVIX)。右軸はJYVIX÷TYVIX。

14. 為替・金利インプライドボラティリティとVIXの比較

左軸がJYVIX÷VIXとTYVIX÷VIX、右軸はVIX指数。

15.10Yスワップスプレッド推移(未更新)

左軸が10Y金利(10Y国債利回り)、右軸が10Yスワップスプレッド(10Yスワップ金利 – 10Y国債利回り)。

※データ取得元の仕様変更でデータ更新出来ず。

16.5Y、10Yスワップスプレッド推移(未更新)

左軸が5Yスワップスプレッド、右軸が10Yスワップスプレッド。

※データ取得元の仕様変更でデータ更新出来ず。

総括

スワップ系のデータが更新できないので、為替の分析を載せようか検討中。それ以前にきちんと毎週更新しろという話だが…

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